Home > レストアのポイント > モーター Archive

モーター Archive

モーター

モーターのオーバーホールは、ガラードのレストアで最も重要です。
経年変化と注油されずに使用されたモーターは、様々な要因によって振動が大きくなっています。モーターの、上下2分割されたハウジングを2本のスタッドボルトを通し、上下でナットで固定されていますが、スプリングワッシャー等の緩み止めもない為、振動等で緩みや位置ずれがおこりやすくなっています。これにより、メタルとの当たり、コアのずれ等でスムーズに回転しなくなり、振動が発生します。

また、注油されずに使われている事が多い為、メタル接触部の焼付きもあります。特にガラードのモーターは、上部のメタルには注油できるのですが、下部のメタルに注油する事が構造上できません。当店でオーバーホールを行ったモータについては、下部のメタル部にオイルが乾きにくい、処理を行いますので更に信頼性の高いモーターになります。
※メタルを別の部品に交換する訳ではありませんので、ご安心ください。

当店ではモーターのオーバーホールを、創業84年(1925年[大正]14年12月1日)から、インダクションモーターの製造他を行っている業者に委託しております。長年に渡って、インダクションモーターを熟知した専門のスタッフによって、オーバーホールされます。一般的な内容は、分解・クリーニング、メタルの当り調整、注油、組み上げ、エージング、測定器を用いての試験を行います。コイルの点検はインパルス試験機(※1)にて行っております。この様にして、オーバーホールを行ったモーターは新品時の特性を取り戻し、静かで安定したモーターに生まれ変わるわけです。

ACモーターであれば、どこのモーターでも修理できますし、コイルの断線なので完全不良になったモーターでも修理できます。モーターのみの修理も承りますので、ご相談下さい。

※1:インパルス試験機とは?
インパルス試験はレアーショートしたコイル、あるいはレアーショートの可能性を持ったコイルをチェックする試験方法です。試験は非常に幅の狭い高電圧のパルスをコイルの両端に印加すると高電圧、高周波数の共振波形がコイルの両端に発生します。試験電圧はコイルの実際の使用電圧の2倍~10倍位の電圧で、コイルの使用環境によって選びます。共振電圧波形はコイル内の欠陥により変化を受けます。この変化の様子を分析することによって、今コイル内にどんな欠陥が潜んでいるのか診断できるのです。

  • Comments (Close): 0
  • Trackbacks (Close): 0

Home > レストアのポイント > モーター Archive

Tag Cloud
PR
メタ情報

Return to page top