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2010-06
Garrard(ガラード)301プレーヤーシステム
- 2010-06-14 (月)
- プレーヤーシステム
Garrard301ハンマートーン(当店展示用:SOLD OUT)
・Garrard301H
・SME 3009プロト
・VAオリジナルキャビネット(ショートタイプ)
・LEONI(レオーニ)製フォノケーブル+スイッチクラフト製RCAジャック
・ダストカバー(取り外し型クリアー)
Garrard301ホワイト(お客様仕様:SOLD OUT)
・Garrard301W
・オルトフォンSMG-212
・ユートピア製キャビネット(中古ショートタイプ)
・オルトフォンアームリフターAL-1
・LEONI(レオーニ)製フォノケーブル+スイッチクラフト製RCAジャック
・ダストカバー(取り外し型クリアー)
先日オーバーホールしたGarrard301を、それぞれの仕様でシステム化しました。アームも完全にオーバーホールを施し、フォノケーブルも色付けの少ないケーブルLEONIを使いました。RCAピンプラグはやはり信頼性のおけるスイッチクラフト製です。この様に、ご予算・お好みに応じてかなり臨機応変に対応できます。細かな所まで拘っております。今回はダストカバーまで製作してみました。
何かプレーヤーシステムでご質問等あれば、お気軽にご連絡下さい。
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商品の購入・修理のお問い合せは下記までご連絡下さい。
電話:08636-3-0808
メール:ootsuka@giga.ocn.ne.jp
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Garrard(ガラード)301ハンマートーン オーバーホールS:14246
- 2010-06-07 (月)
- Garrard301モーター | 修理履歴
SOLD OUT
Garrard301H(ガラード) オーバーホールS:14246のオーバーホールです。このプレーヤーはハンマートーン世代の後期モデルになります。
お客様からGarrard301H+SME3009プロト+VAオリジナルキャビネットでのシステム化のご要望がありオーバーホールを行いました。
このGarrard301Hは、英国からの直接仕入れたモノです。つい最近まで英国の納屋(倉庫)で大型電蓄に組み込まれ埃を被った状態で約40~50年眠っていました。これをご覧頂いている皆様に申し上げますが、こういったプレーヤーは、どこからどういう状態で出てきたか?これが一番重要なのです。国内で出回っていた物、オークション物、いろいろありますが、注油もまともされずガリガリ使われてた物は基本的に軸等メタル部の磨耗が激しく、ガタガタになっておりそれは修復できないのです。埃を被って倉庫に長い間眠っていたと言うことは、新品当時はそれなりに使用されていたと思いますが、使用されなくなってからの消耗は0(ゼロ)なのです。そして、業務用途ではなく家庭用として使用された物という推測ができます。汚れはレストア時に丁寧に落としていけば、本来の輝きが蘇ってきます。外観だけの程度に拘っていたのでは、本当に状態の良い物は手に入りません。特にハンマートーン等は市場価格で高値になっていることが、Vintageの世界では知れ渡っている為、再塗装とか業者もいろいろな手を使って、商品を魅力的に見せてきますが、要は内容がどうか?出所はどうか?という事に注目して下さい。
今回のGarrard301Hは、そういう経緯で出てきたモノです。軸受け、可動部等も問題ありません。経年劣化している交換部品を交換し、塗装面を痛めない様に優しくクリーニングし、錆ない様にシリコンコートを行い、組み立て・調整を行いました。
Garrard301Hも以前入荷してから約1年で1台の仕入れです。どんな状態でもよければ、それなりに数は集まりますが、こういった程度のモノは少ないのです。システム化した時の様子を後日アップします。
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Garrard301W(ガラード) オーバーホールS:79209
- 2010-06-07 (月)
- Garrard301モーター | 修理履歴
Garrard301W(ガラード) オーバーホールS:79209のオーバーホール依頼とシステム化のご注文がありました。
まずは、オーバーホールの様子を紹介します。
このガラードは301の中でも後期モデルです。
年代が新しい為、外観的なコンディションはキレイな状態を保っています。
当店のオーバーホールメニューでレストアを行いました。
・モーターのOH
・スピンドルのOH
・ゴム類の全交換
・ノイズサプレッサー交換
・ブレーキパット交換
・電源SW、スピード切替SWレバーの交換
・分解洗浄、シリコンコート、組み立て、調整
通常オーバーホールですので、特に問題なく仕上がり、動作音(振動)も静かになりS/Nも改善されておりますので、定期的な注油を行うことで今後長らく使用できると思います。
このターンテーブルはプレーヤーシステムとして、組上げますのでまた後日システム化したものをサイトにアップして参ります。
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Fairchild(フェアーチャイルド) 412-1Aプレーヤーシステム
Fairchild(フェアーチャイルド) 412-1Aシステムをオーバーホールを行いシステム化しました。
Fairchildはアメリカの会社で、いろいろなビジネスを行っています。オーディオ関係では主にレコーディング機材で有名ですから、ご存知の方も多いと思います。
中でもMCカートリッジの225シリーズは、ヨーロッパのノイマンに対抗できる、検聴用カートリッジとして有名で日本のDENONの初期モデルは、この220シリーズが原型と言われています。
私、個人的に昔から225AがVintageMCカートリッジを基準に考えており使用してきましたが、今回はプレーヤーシステムとして、全てFairchildで復元しようと言うのが狙いです。だから、今回のオーバーホールは、欲しい方がいれば販売も、基本的にマイコレの為なのです。
・ターンテーブル:Fairchild 412-1A(412シリーズで最もベーシックなタイプ)
・トーンアーム:Fairchild 280A(MONOショートアーム)
・プリンス(キャビネット):Fairchild オリジナル
・カートリッジ:Fairchild 220A、225A等
・MC昇圧トランス:Fairchild 235A
※(MCカートリッジは高出力型の為、プリアンプによっては昇圧トランスは不要)
ターンテーブルFairchild 412シリーズは、ダブルベルト駆動を採用しておりこの当時のアメリカ製ターンテーブルは、英国やヨーロッパ系に比べS/N等特性的に悪いという評がありますが、Fairchildはやはり別物ですね。アイソレーションもよく考えられています。ただ、ゴム系のベルトやブッシング類は経年劣化でレストアする為には全交換が必要です。ただ、オリジナルパーツは既にありませんので、オリジナルを忠実に製作しました。モーターの振動をアイソレートする為に、ダブルでベルトを掛けていたり、特筆すべきは通常アメリカ製品の各部の精度はかなりあまいのですが、スピンドルの精度は非常に高いのです。
ターンテーブルはいつもと同じように全て分解洗浄し、消耗部品は全て交換し、組み立て調整を行いました。
交換部品はオリジナル忠実に当店で製作しましたが、中でもモーターをアイソレートするマッシュルームゴムは中空構造になっている為、削り出し加工では難しいのですが、ここは絶対に中空構造を復元したいと考え、費用は掛かりましたが何とか作りあげました。ただ、この部品は振動吸収レベルの高いゴムの方が用途的にあっているので、「ハネナイト」という振動吸収効果に優れた素材で製作しました。次にベルトも国内でベルトの販売をしている会社もあるのですが、厚みと幅がオリジナル仕様の物がない為、ベルトも忠実に再現しました。勿論、繋ぎ目のないベルトです。
プリンス(キャビネット)は長年の汚れ、細かな擦り傷が入っていましたので、全体をクリーニングし仕上げにワトコのオイルで軽く全体を仕上げました。細かな傷も修復でき、艶も蘇りました。
アームはこのプリンス(キャビネット)にマッチするFairchild 280A(MONO仕様)です。デットストック品だった為、使用感もなく付属品も全て揃っており、オリジナルのコンディションです。Vintageアーム類は状態の悪いモノは精度が悪化し、ガタツキ等出ているモノが多いので、新品同様品は気持ちが良いです。
MCカートリッジは、当然FairChild 225Aです。皆さんオルトフォンの初期型ばかり探されていますが、このカートリッジは昔から知る人ぞ知る。能力的にも音質的にも優れたカートリッジなんですよ。オルトフォンに比べ、ナチュラルで繊細なサウンドを出すので気に入ってもう20年間VintageMCはこれが基準となっています。既に複数個所有していますが、何個あってもいいカートリッジですね。
最後に昇圧トランスは、220系専用のFairchild 235Aです。220系のMCカートリッジは高出力MC型の為、出力電圧3mV程ありプリアンプの入力規格によってはダイレクトで繋げますので、システム環境によって使い分けることが可能です。トランスを通した225Aの音はダイレクト接続時の繊細感、ニュートラル感に線の太さが加わります。Jazzメインならトランスを通したい音質です。
最後にFairchildプレーヤーシステムのサウンドですが、確かに当店がリファレンスにしているDENON 307・308などに比べると色づけが多いです。それはガラードでもトーレンスでも、Vintageプレーヤーはそれぞれにカラーがあります。これもFairchildカラーであることは間違いないのですが、レコード音楽を聴いていて楽しいサウンドです。DENON等は変換機的な要素が強いのですが、それとは全く別物ですね。レコーディング機材の中で幻の名機と言われるのが「FAIRCHILD 670」リミッター、現在の市場価格は500万円超とか…それにしか出せないサウンド、それを通すことで出来上がるサウンド、そんな価値がこのプレーヤーにも確かにあります。
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