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2012-02

Garrard (ガラード) Model301 グリススピンドル仕様 オーバーホール S:33898


Garrard (ガラード) Model301 グリススピンドル仕様のオーバーホールでお預かりしました。

症状
 回転数切り替えレバー折れ
 振動多い

所見
 各ゴム部品の劣化が進んでおり、モーターの振動を吸収できていない。
 モーターの立ち上がりが遅い。
 アイドラの滑りが多い。
 ベースの汚れ付着が多い。

処置
 オーバーホール
  モーターオーバーホール
  スピンドルオーバーホール
  ノイズサプレッサー交換
  ブレーキパッド交換
  トランスミッションマウントゴム交換(3個)
  モーターサスペンションダンプゴム交換(6個)
  ベースマウントゴム交換(4個)
  全パーツ取り外しクリーニング(金属パーツはシリコンコーティング処理)・組み立て調整・グリスアップ
 回転数切り替えレバー交換
 アイドラ交換

各ゴム部品の劣化が進んでいて、モーターの振動を吸収できていませんでした。
特に、トランスミッションを固定しているゴムブッシュは、ひび割れが発生しています。

この現象は、この商品特有のものでは無く、ほとんど全ての商品に見られる現象です。
このままでは、モーターの振動がプラッタに伝わり、S/Nを悪化させますので、新品部品に交換します。

交換後のゴムブッシュです。

モーターの回転が重くなっていました。
クリーニング後、軸受けに注油を行い、回転軸の中心を出します。
中心を出すことによって、振動の減少や、回転トルクの確保が出来ます。
当店では、出来るだけ低電圧でモーターが回転するように調整しています。
調整中のモーターです。

金属部品は、洗浄油で洗った後、シリコンコーティングを施します。
ジョイント部や摺動部にグリスを塗り、組み立てます。
組み立て前の部品です。

今回の商品は、ベースにかなりの汚れが付着していました。
オーナー様に確認すると、CRCをかけて拭いていたそうです。
CRCですと、どうしても汚れを呼びますので、
柔らかい布で、から拭きしてやるのがベストだと思います。
今回は、金属磨き剤で表面を磨き、シリコンコーティングを行っています。

今回のオーバーホールで、新品の状態に限りなく近づいていますので、今後、長期に渡り、安心してご使用いただけます。
当店ではGarrard 301/401の今後も安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、Garrard 301/401のメンテナンスをご検討中の方、お気軽にお問い合わせ下さい。

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商品の購入・修理のお問い合せは下記までご連絡下さい。
電話:08635-5-1133
:メール:vintageaudio@csis.jp
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Garrard(ガラード)401 Wアーム仕様プレーヤーシステム

今回お客様のご依頼でGarrard401Wアーム仕様のプレーヤーシステムを組みました。

■構成
 ・ターンテーブル:Garrard401
 ・アーム:DECCA Mk-1Super
 ・アーム:SME 3009imp
 ・カートリッジ:DECCA Mk-1
 ・キャビネット:VAアイソレーションキャビネット(ベースはショートアーム仕様)

全ての商品は当店でOHを行い、システムアップしました。

VAアイソレーションキャビネットは、通常ショートアーム仕様として設計しているのですが、ショートアームのWアームという事で、ターンテーブルの位置を多少ずらし、2本のアームが搭載できるようにカスタマイズしました。SME 3009impは、フォノケーブルが水平方向に繋がりますので、ギリギリのサイズで何とか組み上げれました。


DECCAのカートリッジは、V-L方式の為通常のLch、Rchとモノラル使用を考慮し、LATERAL(水平)信号も出力できるようにしました。フォノケーブルはノイマンのラインケーブル、RCAピンジャックはスイッチクラフトです。


細かい所ですが、DECCA Mk-1Superアームのアームレストも黒のジュラコンで、アームをアームレストに固定した時に、キチンと高さが合う様に、製作しました。音質には全く関係ありませんが、見栄えが違いますね。よくナットや木製のスペーサーを入れているのを見ますけど、何かヤッツケ仕事っぽいので気に入りません。ジュラコンだと、DECCAのオリジナルアームレストとよく素材感があっていて純正の様に見えます。

私がDECCAのカートリッジに出会ったのは、今から20年程前になります。当時はオルトフォンに凝っていていろいろ集めては聴いていたのですが、DECCAのサウンドに魅了されオルトフォンを全廃した記憶が蘇ってきました。カンチレバーの無いダイレクトカップリング方式のサウンドは、当時何ともダイレクト感のあるサウンドで、オルトフォンのちょっと遅いドロッとしたサウンドから比較すれば、魅力的に聴こえたものです。現在では、オルトフォンも使い方で、シャープなサウンドになる事が理解できましたが、当時はそこまで考えられなかったのでしょう・・・

さて、今回のシステムですが・・・ヴィンテージプレーヤーらしい雰囲気で中音域重視の音楽的なサウンドですが、S/Nも高く、私的には納得ので出来上がりとなりました。ご依頼頂いたお客様には長らくお待たせしてしまい大変申し訳なく思っております。

今回はGarrard401を使用しましたが、Garrard301でもまたSME3009シリーズであれば同様のシステムを組む事が可能です。宜しければ、お問合せ下さい。

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メール:vintageaudio@csis.jp
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