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2012-11

Garrard (ガラード) Model 401 オーバーホール S:44853


Garrard (ガラード) Model 401のオーバーホールにてお預かりしました。

所見
 回転立ち上がりが遅い

処置
 オーバーホール
  モーターオーバーホール(軸受け交換)
  スピンドルオーバーホール
  ブレーキパッド交換
  トランスミッションマウントゴム交換(3個)
  モーターサスペンションダンプゴム交換(6個)
  ベースマウントゴム交換(4個)
  全パーツ取り外しクリーニング(金属パーツはシリコンコーティング処理)・組み立て調整・グリスアップ

回転の立ち上がりが非常に遅くなっていました。
通常であれば、約半周程度(33rpm時)で立ち上がるのですが、今回の製品は2回転強かかって定常回転していました。アイドラの滑りかと思ったのですが、立ち上がりが悪くなる程滑っていません。モーター軸も軽く回ります。スピンドルの回転も重くなっていません。
モーターを分解して判明しました、軸受けのガタが過大になっていて、ローターが正規の回転をしていませんでした。また、軸受けの周りを被っているフェルトも、完全に乾いています。
当店オリジナル(純正形状)の軸受けと交換しています。
この軸受けの交換ですが、かなりの時間を必要とします。
ガラードのモーターシャフトはばらつきが大きく、現在の日本の工作精度には遠く及びません。その為、軸受けの穴の公差は、通常の数値は適応出来ません。
当店の軸受けの穴寸法は、通常の公差-0.02mm付近を狙って作っています。それを各個体に合わせて穴寸法を加工し、取り付けています。カット・アンド・トライで調整して行きます。
結果、軸のガタが感じ取れず、スムースに回転するようになります。
モーターを組み立てた後、上下の軸受けの取り付け位置を調整します。出来るだけ低電圧(20~30V)で回転するように、位置を調整します。ナットの締め付け具合でも変化しますので、これもカット・アンド・トライの連続です。
こうして組み上げたモーターは、回転時の振動が非常に小さくなり、トルクも最大になります。今回のモーターも、回転時に手で触ってみると、微振動が感じ取れる程度まで振動が抑えられ、力強く回転しています。

その他、機構部品をクリーニング・シリコンコーティング、グリスアップを実施します。

今回のオーバーホールで、回転立ち上がりが半周前後で定速になりました。勿論、シャーシの振動は感じ取れません。Garrard Model401らしい、力強いサウンドが蘇っています。

当店ではGarrard 301/401の今後も安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、Garrard 301/401のメンテナンスをご検討中の方、お気軽にお問い合わせ下さい。

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商品の購入・修理のお問い合せは下記までご連絡下さい。
電話:08636-3-0808
:メール:vintageaudio@csis.jp
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