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2013-01

Garrard (ガラード) Model 301 オーバーホール S:56799


Garrard (ガラード) Model 301のオーバーホールにてお預かりしました。

所見
 モーター軸受ガタ過大
 ストロボランプ配線外れ
 モーター支持バネ伸び
 アイドラ滑り過大

処置
 オーバーホール
  モーターオーバーホール(軸受交換)
  スピンドルオーバーホール
  ブレーキパッド交換
  トランスミッションマウントゴム交換(3個)
  モーターサスペンションダンプゴム交換(6個)
  ベースマウントゴム交換(4個)
  ノイズサプレッサー交換
  全パーツ取り外しクリーニング(金属パーツはシリコンコーティング処理)
  調整・グリスアップ
 アイドラ交換
 ストロボ配線手直し(スイッチに連動するように配線変更)
 スピンドルがサードパティー製が取り付けられていたので、純正品(グリスタイプ)と交換
 モーター支持バネ交換

ストロボの配線が外れていました。また、この配線材料も交換されています。電源コンセントを繋ぐと、常時点灯状態でした。

配線材を交換し、配線方法をスイッチと連動して動作する様に変更しています。

サードパーティー製のスピンドルが取り付けられていました。軸を回すと、若干のゴロが感じ取れましたので、お客様に確認して、純正品(グリスタイプ)に交換しています。純正品は、お客様から提供された物です。
取り付けられていたスピンドルの取り付けナットを外し、ネジを取り外そうとするとすんなりと外れません。普通であれば、ナットを外すとネジも外れます。取り付けネジを回すと、ネジが外れて来ます。取り付け穴のピッチが若干ずれていて、この様な状態になっています。これって・・・?
純正品を取り付けると、取り付け穴にネジが当たる事無く、すんなりと入ります。流石純正品!
お客様にオーバーホール後の感想をお聞きすると、純正品の方が、より聴きやすいと言われていました。

モーター軸受の摩耗が進み、ガタが過大となっていましたので、当店オリジナルの軸受と交換しています。
このモーターは、以前に軸受を交換した形跡があります。通常であれば軸受を固定しているプレートがリベットで取り付けられていますが、この個体はネジで取り付けられています。


取り外した軸受も、内部にスリットが切られています。あまり穴の精度が出ていないのでしょう。モーター軸と軸受が当たる部分に、かなりの擦り傷が有りました。
モーター軸を研磨し、擦り傷を可能な限り無くしています。こうしないと、新しい軸受との馴染みが出難くなります。
これだけの作業を行ったモーターは、回転が滑らかになり振動が減っています。また、トルクも強くなっています。

モーター支持バネ6本の内、下側2本が異常に伸びています。
理解に苦しみましたが、組み立てて何故こうなったか判明しました。
全て組立てプラッタを乗せると、プラッタとモーター軸が干渉しています。この様な状態になると、普通ですとスピンドルハウジング取り付け面にスペーサーを入れて調整しますが、この個体はバネを伸ばして調整していました。こうなると、モーターの振動を吸収する過程が崩れ、モーター軸がアイドラ軸とずれてしまいます。結果、モーターの回転力がプラッタに完全に伝わらなくなり、Garrard Model301らしい音は望めなくなります。
バネを交換し、スピンドルハウジング取付面にスペーサーを入れて対処しています。

アイドラの滑りが過大となっていましたので、交換しています。

今回のオーバーホールで、Garrard Model301らしい音質を取り戻していますので、安心して長期間音楽に浸っていただけると確信します。

当店ではGarrard 301/401の今後も安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、Garrard 301/401のメンテナンスをご検討中の方、お気軽にお問い合わせ下さい。

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商品の購入・修理のお問い合せは下記までご連絡下さい。
電話:08636-3-0808
:メール:vintageaudio@csis.jp
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