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Garrard(ガラード) Model 301 オイルスピンドル仕様 オーバーホール・システムアップ S:不明


Garrard(ガラード) Model 301のオーバーホールと、当店製作のキャビネットを用いてのシステムアップでお預かりしました。

症状
 回転スタート時の立ち上がりが遅い

所見
 製品銘板が無いため、出所不明の物です。
 スピンドルのオイル劣化により、回転が重くなっています。
 モーターの回転スタート時の立ち上がりが遅くなっています。
 運送用モーター固定金具が有りません。
 アイドラの滑りがひどい状態です。
 内部の油汚れが酷く、メッキ剥がれも多数発生しています。
 スピンドル抜け防止用のリングが未装着

処置
 オーバーホール
  モーターオーバーホール
  スピンドルオーバーホール(抜け防止リング取り付け)
  ノイズサプレッサー交換
  ブレーキパッド交換
  トランスミッションマウントゴム交換(3個)
  モーターサスペンションダンプゴム交換(6個)
  ベースマウントゴム交換(4個)
  運送用モーター固定金具取り付け
  全パーツ取り外しクリーニング(金属パーツはエポキシ樹脂コーティング処理)・組み立て調整・グリスアップ

 銘板が無く、部品も取り付けられていない物が有る等、手元に有った部品を寄せ集めていい加減に組まれています。某有名ガラード専門店で購入されたようですが、銘板が無い物は、怏々としてこの様な物が多いです。

 油汚れが酷く、洗浄に非常に時間を費やしました。モーターの回転が重たいのは、モーター軸受けの中心出しが出来ていないものと思われます。オーバーホール時のクリーニングと注油、モーター軸受けの中心出しで正常に戻っています。

 アイドラの滑りは、滑り止め処理を施す事により、無くなっています。

 スピンドルオーバーホールの際に、取り付けられていなかった抜け防止のリングを取り付けています。また、オイルの劣化がかなり進んでいて、水の様にサラサラになっていました。きれいに洗浄して、新しいオイルを充填しています。これにより、スムースに軸が回転するようになりました。

 以上の処置で、回転スタート時の重さは無くなり、スムースにターンテーブルが回っています。

 回転スタートが遅いとどうなるでしょうか?スタートが遅い理由として、モーター自体のトルクが無い、スピンドルの回転が重い、アイドラが滑っている等です。ターンテーブルを回す力が減少している状態です。針を下ろすと、マクロ的ですがレコードを正確に回す事が難しくなり、瞬間的に回転が落ちます。ターンテーブルの慣性力では補いきれません。音の立ち上がりが悪く、情報量が減少してしまうと考えられます。

 今回は、当社オリジナルのキャビネットを使用してのシステムアップを行っています。厳選したスタビライザーと、制震合金を使用したマウントを使用したキャビネットで、このターンテーブルの魅力を引き出しています。

 可能な限り、オリジナルの状態に戻しています。今回の処置で、今後永らくご使用いただけます。

 当店ではGarrard 301/401の今後も安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、Garrard 301/401のメンテナンスをご検討中の方、お気軽にお問い合わせ下さい。

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商品の購入・修理のお問い合せは下記までご連絡下さい。
電話:08635-5-1133
:メール:ootsuka@giga.ocn.ne.jp
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