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Garrard(ガラード)Model401 修理・オーバーホール S:44333


Garrard(ガラード)Model401の修理にてお預かりしました。

症状
・定速回転しない

所見
・モーター軸受内のオイル抜け
・モーター軸受摩耗
・アイドラ滑り発生

処置
・アイドラ交換(当店リビルト品使用)
・モーター軸受交換(当店オリジナル品使用)
・スピンドルスタイラスパッド交換
・オーバーホール
  モーター分解清掃、注油、再組立、軸受上下位置調整
  スピンドル分解清掃、注油、再組立
  モーター取り付けバネラバースリーブ全数交換
  トランスミッション部アイソレーショングロメット全数交換
  ブレーキパッド交換
  ボルトラバー全数交換
  機構部品分解清掃、シリコンコーティング
  24時間以上のエージング語、動作確認

回転速度調整のノブをプラス方向に回し切っても、定速回転しませんでした。
アイドラの滑りも認められますが、モーター自体の回転数が低下しています。
通常であれば、オーバーホール前でも35V程度の電圧を加えると回転するのですが、今回のモーターは、50Vを加えても回転しません。また、モーター軸受が摩耗して、モーター軸を横に揺らすとガタが感じ取れます。
Garrard Model301、401共に見られる事ですが、軸受のオイルが枯渇(軸受周りのフェルトにもオイルは有りません)し、軸と軸受の潤滑が出来ない状態で使用されています。軸受の摩耗が進むのは、当然の事です。また、オイルの無い状態ですので、軸受内部が軽い焼き付きを起こしています。
このまま注油して使用すると、軸受内部表面が剥がれて、軸にも大きなキズが入ります。摩耗が進んでいますので、回転時に大きな振動が発生する事も多々あります。
当店オリジナルの軸受と交換し、上下の軸受位置を調整しています。
ただ、今回はこの軸受位置調整に時間がかかりました。
モーターを分解した時に発見したのですが、上下モーターカバーとモーターコアが当たる部分が研磨されていした。取り敢えず、軸と軸受穴の大きさを調整し、軸受部分を分解して軸受を交換します。上下軸受の位置出し調整を行っても、どうにも調整出来ません。
通常であれば、15V 程度の電圧をかけてやれば、ゆっくりとですが回転を維持します。今回は30V以上かけてやらないと回転を維持しません。
再度分解し、軸受と軸径の状態を確認しましたが、問題は有りません。
上下カバーの研磨されている部分を確認します。平面はある程度出ています。スタッドボルトが通る穴を確認すると、内部に少し反りが部分的に発生していました。この反りを取り除き、組み立てて調整を行います。すると、通常通り15V 程度の電圧で回転を維持する様になりました。
何故、この部分を研磨したのでしょうか?謎です。
手間取りましたが、軸受交換前よりも静かに回転し、定速も出るようになりました。

アイドラの表面が劣化して固くなり、滑りが発生していました。
当店でリビルトを実施したアイドラに交換しています。

オーバーホールを実施した事で、安定して定速回転し、ゴロ音の原因である振動も常識範囲に治まっています。
当店ではGarrard 301/401の今後も安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、Garrard 301/401のメンテナンスをご検討中の方、お気軽にお問い合わせ下さい。

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商品の購入・修理のお問い合せは下記までご連絡下さい。
電話:0863-53-9922
:メール:vintageaudio@csis.jp
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