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60Hz地域でのGarrard(ガラード)の使用について

日本では商用電源周波数が50Hz地域と60Hz地域があります。
ちなみに英国は50Hz、アメリカは60Hzとなっております。

Garrard(ガラード)に搭載されている、インダクションモーター(ACモーター)は電源周波数に同期して回転数が出ますので、変速機としてアイドラーとの間にプーリーが介在します。

Garrard(ガラード)301 プーリー 左からGarrad社オリジナル50Hz仕様、60Hz仕様、現在のGarrard社オリジナル60Hz
※写真:Garrard(ガラード)301 プーリー 左からGarrad社オリジナル50Hz仕様、60Hz仕様

60Hz仕様のプーリーの直径は83.33%となり、50Hzに比較し小さくなります。33.3回転部分のプーリーの直径は、50Hz仕様でΦ6.39、60Hz仕様でΦ5.28となります。

モーターの軸の直径はΦ4.84、クリアランスを無視しても33.3回転部のプーリーの肉厚は50Hz仕様で0.775mm、60Hz仕様で0.22mmとなります。

Garrard(ガラード)301 プーリー 左からGarrad社オリジナル50Hz仕様Garrard(ガラード)301 プーリー 左からGarrad社オリジナル60Hz仕様

その結果として、以下の様な問題点があります。

1.工作精度の問題
 Garrard(ガラード)用のプーリーはオリジナル部品以外にも、社外部品が多数ありますが、工作精度の悪い部品が多く存在します。現在のGarrard社が発売しているプーリーであっても、ロットによる誤差もあるとおもいますが、プーリーの内径(モーター軸側)の誤差が大き過ぎます。また、特に33.3回転部のプーリーの肉厚が薄い為、偏心等もあります。これによりゴロの発生(S/Nの悪化)となります。また、オリジナル部品の精度が良い為、50Hz・60Hz共にオリジナルプーリーの使用をお勧めます。

2.トルク
 モーターのトルクを、アイドラーに伝える為にはアイドラーの直径とプーリーの直径は限りなく、1:1になった方がいい訳ですから、直径の大きな50Hz仕様のプーリーの方が僅かですが有利になります。

商用電源周波数が60Hz地域での使用であれば、簡易的には60Hzのプーリーに交換するのが手軽ですが、理想的には50Hzのプーリーを装着し、周波数変換機を使用する方法がいいと思います。
そして、周波数変換機の次に絶縁トランス(昇圧トランス)を介して117Vまたは220Vをプレーヤーに電源供給が最もいいですね。

何かご質問があれば、下記までお問い合わせ下さい。

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電話:08636-3-0808
メール:ootsuka@giga.ocn.ne.jp
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